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モンモランシー郡()は、アメリカ合衆国ミシガン州ロウアー半島の北部に位置する郡である。2010年国勢調査での人口は9,765人であり、2000年の10,315人から5.3%減少した〔Quickfacts.census.gov - Montmorency County - accessed 2011-12-06.〕。郡庁所在地は国勢調査指定地域のアトランタ(人口827人〔American FactFinder - Atlanta, Michigan - accessed 2011-12-06.〕)であり、同郡で人口最大の町は同じく国勢調査指定地域のルイストン(人口1,392人〔)である。 1840年に郡名を「チェノケット」とされた。これは「大きな雲」を意味するチッペワ族(オジブワ族とも)の酋長の名前だった。チェノケットは1807年、1815年、1825年、1837年の条約調印に参加した〔 Montmorency County genealogical page. 〕〔Montmorency County home page. 〕。1843年、「カウント・モレンシ」(Count Morenci)と改名された。モレンシ伯爵はイギリスとの戦争で植民地を助けた。モンモランシー郡は1881年に組織化された〔 Clarke Historical Library, Central Michigan University, Montmorency County 〕。郡名の綴りが変わっていることについては議論が続けられている〔。モンモランシーという名前はムーア山を意味している可能性がある。モンモランシーは沼地の土地あるいは荒地であり、広い山あるいは高原の上にある。1881年に組織化された時、シボイガン郡とアルピーナ郡から幾らかの領域が編入された。3つの郡区に分割された。すなわちブライリー、モンモランシー、ラストの各郡区である。1901年までにアルバート、ヒルマン、ビエナの郡区が追加された。ブラッシュクリーク、現在のヒルマンが最初の郡庁所在地だった。1891年、郡庁所在地は現在のアトランタに移された〔 Montmorency County genealogical page 〕。 モンモランシー郡にはハンガーフォードのクローリング・ウォーター・ビートルというミシガン州では絶滅が危惧され、世界でも絶滅危惧種となっている水生甲虫が生息している。世界でも5か所のみに生息し、そのうち2か所がモンモランシー郡のマキノー州立林にある。そのうちの1つはブラック川の東支流に沿った場所であり、1989年の調査で2匹、1996年の調査でも2匹の成虫が見つかった。1999年7月、バンハッテン・クリークで6匹の成虫が確認された。この甲虫は1994年3月7日にアメリカ合衆国の「絶滅の危機に瀕する種の保存に関する法律 」で絶滅危惧種に指定されたときに居た場所ではなく、新しい場所で見つかったので重要である。バンハッテン・クリークで見つかったことは、郡内の他の場所でもこの希少種が見つかる可能性を与えている。 == 地理 == アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は562.44平方マイル (1,456.7 km2)であり、このうち陸地547.63平方マイル (1,418.4 km2)、水域は14.81平方マイル (38.4 km2)で水域率は2.63%である。 郡域の大半は州立林で覆われている。現在も多くの湖がある。氷河が地域の地形を造っており、特徴有る生態系になっている。地域の大部分はいわゆるグレイリング外縁堆積原であり、氷河が崩壊させた砂質の尾根など広い堆積原、バンクスマツの生える荒地、シロマツとアカマツの森、北部の硬木の森よりなっている。氷河作用で大きな湖が形成された〔Michigan regional geology. 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「モンモランシー郡 (ミシガン州)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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